「一番長い選択肢が正解」は本当か
基本情報技術者/公開 2026-10-15・更新 2026-10-15/執筆:panda studio(このサイトの運営者)
「選択肢の中で一番長い文が正解になりやすい」という言い伝えがあります。正しい文は条件や例外を書き足すので長くなる、という理屈です。このサイトに収録している428問で確かめました。
集計の方法
選択肢の文字数を数え、最も長い選択肢が1つに決まる問題(同じ長さが並ぶ問題は除く)について、その選択肢が正解かどうかを数えました。
| 選び方 | 対象の問題 | 正解だった問題 | 正答率 |
|---|---|---|---|
| 一番長い選択肢を選ぶ | 333 | 89 | 26.7% |
| 一番短い選択肢を選ぶ | 315 | 73 | 23.2% |
| (参考)でたらめに選ぶ | — | — | 25.0% |
一番長い選択肢の正答率は26.7%で、でたらめに選んだときの25%と比べてほぼ同じで、残りの約73%の問題では長い選択肢は不正解でした(25%との差を標準化した値は+0.73)。この差は、偶然でも普通に起こる大きさです。
運営者の見方
IPAの問題は、誤りの選択肢も正解と同じくらい具体的に書かれていることが多く、文の長さは決め手になりません。長さで選ぶ方法は、どうしても分からない問題で最後に1つ選ぶとき以外には使わない方がよいと考えます。それよりも、選択肢の中の1語(例えば「受信者の公開鍵」と「送信者の公開鍵」)の違いに注目する練習の方が、点数に直結します。間違えやすい論点の整理も参考にしてください。
出典・参考
この記事の数字は、このサイトに収録している基本情報技術者試験の問題(IPA公開問題。出典は各問題のページに記載)から集計しました。収録の範囲は出典・このサイトについてをご覧ください。内容の誤りはお問い合わせからお知らせください。